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'97年3月21日号






■町内会

報告書
・友だち4人で「寝ちゃダメコンサート」というのを開いたが、菓子食って5時には解散。/北海道 作者光
・僕の高校時代の思い出といえば、水死体を2回見たことぐらいです。/千葉県 アフリカザリガニ



■NEWS CLUB

CM girls
角田真貴(カルビー じゃがりこ)
――あれっ?何かCMと全然違うような……ホントに、『じゃがりこ』のCMに出演してた?
真貴 ホントですよ(笑)。あのCM撮ったの2年まえだから、ちょっと印象違ってるかも。
――うん。ちょっと失礼だけど中学生くらいの女の子かなって。
真貴 撮影当時は高校生だったんですよ。CMは新潟で先にスポットされて……。それが、けっこう好評だったみたいで全国展開されるようになったみたい。
――ところで、これからはどんな活動をしていきたいのかな?
真貴 歌を歌いたいです。
――なんか、いまとはガラッと路線が変わるね。
真貴 はは、そうですね(笑)。
――女優とかには興味ないの?
真貴 そんなことないです。女優もやりたい仕事のひとつです。
――まだまだこれからだもんね。
真貴 はい。短大も卒業ですし、これからは心機一転、がんばりますッ。応援よろしくねッ!!








[※かわいかった]
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正式タイトル発表!『MOTHER3 キマイラの森』 | '97年3月7日号・後編




[※前回の続きです]



■エクスプレス

次世代機は共通規格?
セガの中山隼雄社長が新聞などの取材に対して、ちょっと気になる発言をしているぞ。それはゲーム業界の今後のことを訊かれて、「ソニーや任天堂と協力して、仕様の共通化を検討してもいい」と答えているものだ。
「将来の可能性を考えた場合のことです。現在では、家庭でゲームを遊ぶ場合に家庭用ゲーム機が必要とされていますが、将来的に、家庭用のマルチメディア端末のようなものに統一されるかもしれません。そんな時代が来るときは、規格の共通化を検討する、という意味です」(セガ 広報)



■正式タイトル発表!! MOTHER3 キマイラの森

例によって糸井重里に聞く! 糸井重里VS風のように永田 ROUND 3

何、正式タイトルが決まった!? すわ! というわけでまた聞いてきました。お相手はいつものように糸井重里氏と、HAL研の岩田聡氏。いってきまーす!!



風永 『FF』やりました?
糸井 まだやってないんだよ。
岩田 満漢全席だな、っていう印象がありますね。
風永 まんかんぜんせき?
糸井 教養がないなあ。まったく。不愉快だ! 帰る!
岩田 なんか、このインタビューっていつもこうですよね。
風永 「作ってんじゃないの?」ってよく言われるんですよ。
糸井 これからもこれでいこう。
風永 っていうか、そうなっちゃうんだけど(笑)。え~と、それでは。『バス釣り』も発売されたし、いよいよ『MOTHER』ですね。
糸井 それが『バス釣り』にハマっちゃってね。スーパーファミコンしまえないんだよなあ。
本郷 しまってもろうたら困ります(笑)。
岩田 糸井さんがね、「釣りやろうと思うんだ」って言い出したのが、2年まえで。それで、「そういえば決定版ないよね、釣りゲーに」っていう感じで、一昨年のはじめから作り始めたんですよ。
風永 ……2年もかけたか。
糸井 じつは(笑)。
岩田 こんなはずじゃなかったと言いつつ、2年もやってました。
糸井 半年でできるだろ、って。
岩田 糸井さんが現在進行形で釣りに詳しくなっていくから、やりたいことがどんどん変わるわけですよ。で、まだゲームが出来ていないうちは、ねえ……。
風永 本領発揮せず。
岩田 で、去年の夏くらいに遊べるヤツがやっと出来たんですよ。そこからドバーっと出てきて……。
風永 本領発揮。
岩田 そこからもう一度作り直したんです。2回作るのをモットーとしてますから(笑)。
風永 また2回作ったか。
糸井 山内社長に直々にプレゼンしてかけあったからね。
風永 本当に?
本郷 え? たまたま新幹線でいっしょになって、釣りの話で盛り上がったんじゃないんですか?
糸井 ち、違うよ(笑)!!
風永 ちょっと思ったんですけど、ゲームに自分の顔が出てくるって恥ずかしくないっすか?
糸井 しょうがないよ、商人としては。ここ(事務所)の6階で写真撮ったんだよ。多少釣りに関係した服わざわざ着たんだけど、ゲームじゃ顔だけで、なんの意味もなかった……。
一同 (笑)



風永 『MOTHER3』の話いくぞお。
岩田 副題は『キマイラの森』に決定しました。
糸井 キマイラ タクヤ。
風永 (無視)。タイトルは以前からあったと聞いていますが?
糸井 もう、『2』作ってたときからこのタイトルはありますから。黙ってるのは辛かった……。
風永 ウソつけ。
岩田 『2』の制作が5年目に入ったころ(笑)、糸井さんがみんなを元気づけようとして、「『3』はすごいぞー」って言い回ってて「タイトルは『キマイラの森』!」とかって言ってるんだけど、みんな殺気だってて相手にしてもらえなかった。
糸井 大失敗。「いいですね」とも言ってくれないんだぜ。
風永 ようやく日の目を見たと。
糸井 構想7年、無罪みたいな。
風永 ていうか有罪。キマイラっていうのは固有名詞?
岩田 じゃなくて“キメラ”とか呼ばれてる、ファンタジーに出てくる伝説上のものです。
糸井 あ、なんで“キメラ”じゃなくて“キマイラ”なのかってこと、聞いてくれる?
風永 なんでなんですか?
糸井 響きがいいからに決まってるだろ。キマイラーッ!!
風永 (無視)。
岩田 『MOTHER3』の世界でどんなふうに解釈されるのかは、ひとつお楽しみってことで。
糸井 悪いのはキマイラ(君ら)のほうじゃないか。
風永 (無視)。え~と、写真を見ると、パーティーは3人という感じですが、よろしいでしょうか?
糸井 いままでのRPGの概念で、すぐ何人パーティーとかっていう銀行員的発想はよくないなあ。ひとりだってパーティーなんだよ。人格が分裂していれば。
風永 ……人格が分裂してるの?
糸井 むろん、してません。
風永 ……えーと、カメラの視点とかは固定されてるんですか?
岩田 もちろんカメラを自由に動かせるのがリアルタイム3Dの良さですから、それはやっていきたいと思ってます。視点は一点固定じゃなくて、追いかける感じになると思います。状況によっては、変わってくると思いますが……。
風永 糸井さん、寝ないで!
糸井 ……ためになる話で眠くなっちゃったよ。
風永 子供じゃないんだから……。作業のほうはどんな感じですか?
岩田 土台ができあがって、どんどん進んでる感じですよ。
本郷 どだい無理な話だ。
風永 本郷さん、悪ノリしない!
岩田 ……え~、わりと全体は見えてきたという感じですね。
風永 じゃあ、年末には……。
糸井 (当たり前のように、あくまでサラリと)年末には無理でしょ。
風永 …………え~、いま、なんとおっしゃいましたか?
糸井 いや、出ないってことはないんだけれどもさ……。
風永 いちおう64DDと同時発売のキラーソフトなんでしょ?
糸井 じゃ、DDが出なきゃいいんだよね?
本郷 困りますなあ! 世間の人は年末発売を期待してはりますよ。
風永 かなりね。
糸井 するな!
風永 むちゃ言うな!!
糸井 期待しないで買うだけ、っていう人がいちばんいいなあ。
岩田 できてないってことはないと思うんだけど、発売するかどうかはべつ。どういう意味かっていうと、できててもつまらなかったらもっと良くしようとして発売しないってことです。クオリティーのほうを優先させようとする人間に対して、期日を100パーセント約束させるっていうのは、いわば、神を冒涜する行為ですよ!
一同 (爆笑)
糸井 言うねえ!
風永 キャラが違う。
岩田 たまにはこういうことも言ってみたかったんですよ。



風永 え~、泥沼化しそうなので話を変えます。敵の存在っていうのは『3』ではなんになるんですか。たとえば『2』のギーグみたいな。
糸井 そういうことを、キミたちは本当に知りたいのかね?
風永 個人的には知りたくないけど、やっぱ読者に情報を……。
糸井 じゃ、ウソでもいいんだよね、記事になれば。じゃあ、あれだ。敵はパラサイトです! ミトコンドリアなのです!
岩田 糸井氏断言!
風永 めちゃくちゃだ……。えーと、この兵士がいっぱいいるような写真がありますが、これが敵?
岩田 その赤い人、ジョン・トラボルタのポーズをとってるんですよ。昨日デザイナーが、インターネットからそのポーズをダウンロードして、苦労してそうしたらしい。
糸井 ファミ通のために! インターネットから。ほかのとこはまた違ったポーズです。ほかは横綱ポーズですから!
風永 ウソつけ。
糸井 ここからはまじめモードで話すとね、白と黒のっていうか、無限にいい人と無限に悪い人っていう話にはならないと思います。まあ、なんていうかその、フランス小話みたいな、小さい話を作りたいな……クックックッ。
風永 そこで笑わなきゃいいのに。
糸井 だって、フランス小話って、いったいなんだよ?
風永 「え~、メアリーがパリに行きましてな……」とか。
糸井 それそれ(笑)。「ちょいと、カフェオレ入れとくれ」、とか。
岩田 ……永田さん。
風永 すいません。え~と、敵の話でしたね。明確に悪い人、という存在ではないとすると……?
糸井 今回は俗物をやりたいんですよ。欲望っていうのをひとつのテーマにしたいんです。
風永 ほう! 欲望!
糸井 欲望がなかったら何も動かないし、それが人を狂わせるし。その限界に気づきたいじゃないですか。欲望を本当にあらわにするっていうのはゲームには意外とないと思うし。たとえば、好きな食べ物ひとつ入れただけで、その人にとってすごく深いゲームになったりするじゃない? 欲望があると世界にスケール感が出るんだよ。
岩田 糸井さんは、表現のなかに毒を盛り込んでいく人なんですよ。だから欲望っていうとちょっと毒があって、『MOTHER』と反するようだけど、引き立つ面も出てくる。
糸井 学校の先生が作ってるわけじゃないですから。
風永 なるほど。
糸井 じゃ、まとめて。
風永 えーと、タイトルの由来は響きがいいからで、敵はパラサイトで、ストーリーはフランス小話のようで、テーマは欲望、と。
糸井 うむ。
風永 めちゃくちゃだ……。


[※関連記事:糸井・岩田、NINTENDO64『MOTHER3』を語る/97年1月31日号]

コーネリアス、佐藤藍子、甲本ヒロト、藤田和日郎らが『FF7』を語る | '97年3月7日号・前編




[※この号は2回に分けて紹介します]



■チョコボに乗ったり乗らなかったり

『ファイナルファンタジーVII』を著名人が語る!!

佐藤藍子
――やっぱり『FF』シリーズは前からプレーしてるの?
佐藤 スーパーファミコンで出たものからやっています。ファミコン時代は、『ドラクエ』派だったんですけどね。でも『FF』だけじゃなくてスクウェアのゲームは、好きなのでけっこうやってます。『ロマンシング・サガ』とか。
――プレーはどこまで進んでる?
佐藤 街を出て、セフィロスのエピソードを聞くところまでです。これ、まだまだ序盤ですよね?3枚組って考えるとクラクラします。
――気に入ったところは?
佐藤 とにかくグラフィックはすごくいいっ! でも最初は、立体的すぎてどこに行けばいいのかわからなくなって、ちょっとムカッときました(笑)。最近は、慣れてきたから、勘でスイスイ行けちゃいます。そうなると、今度は“こことここが行けそう”とか推理するのが、おもしろくなったりして。
――『FFVII』はいつごろまでにクリアーする予定?
佐藤 ドラマの撮影とかで、忙しいんですけど、『サガ フロンティア』の発売までには、クリアーかな?

小山田圭吾(コーネリアス)
――『FFVII』は、どのくらい進んでいますか?
小山田 まだ伍番晄路のあたり(笑)。ぜんぜん進んでません。
――はあ……。あの、『FF』シリーズは、けっこうプレーされてるんですよね?
小山田 『Ⅳ』からちゃんとやってます。
――あ、じゃあスーパーファミコンとプレイステーションをお持ちなんですね?
小山田 うん。プレステは、ファーストアルバムがヒットしたときに、ヒット賞とかいってレコード会社からもらったんだけど(笑)。
――それで、ちょっとだけ進めてみた『FFVII』は、どんな印象を?
小山田 ひとことでいうと、“すごい”って、感じ。ただ、正直僕の感性にピッタリとは言えません。まあ、一般向けに作んないとしかたないんだろうし、それを言い出すとけっきょく自分で作るしかないっていう結論になるんでしょうけどね。
――具体的にどのへんがすごい?
小山田 やっぱり技術ですね。僕は、キャラクターとか演出とかっていうよりも、ゲームに関しては技術に注目してます。『FF』ぐらいの大物ソフトにはたくさんの技術が詰め込まれている。だからチェックしとかなきゃって思う。『FF』の世界観は、僕には合わないみたいだけど、いまはこのメーカーにしかできない最先端技術もそのうちいろんな人たちが使えるようになってきて、僕にピッタリのゲームが現れるかもしれない。そんな期待をさせてくれるのが『FF』のすごいところだと思います。

飯野賢治
焼き鳥を買ってきた。もちろん、『FFVII』のためだ。お徳用サイズのコーラもだ。なんたって、本格的にRPGをプレーするのは、『ドラクエVI』以来である。その間はコナミの『実況サッカー』ばっかりだった。真っ白のシンプルで綺麗なパッケージを開け、正面にテレビ、左に焼き鳥、右にコーラを置いてあぐらをかく。もちろん、今日はカミさんはいない。シャワーも浴びたし、電話線も抜いて完璧だ。しかし、時間がない。なんたって今ワープは恵比寿から青山へと大規模な引っ越しの最中である。こうしている間にも、我がメンバーは段ボールやCDラックを運んでいるハズだ。会社のみんなに「悪いな」と考えながらも、「これは仕事だ」と言い聞かせ電源を入れる。おっ、スクウェアのロゴだ。なぜかドキドキする。僕の部下が突然スクウェアに行って困ったことがあった。飲み屋でタマタマ会って、給料を聞いてびっくりした人もスクウェアだった。そして、ドキドキも止まらないうちに『FFVII』ロゴ。懐かしい曲だ。スタッフテロップのデモが始まる。ハッキリ言ってカッコ悪いが、ループしたのを確認してからスタートボタンを押す。ついに始まった。ここからは、引っ越しの最中、わずか数時間のプレーで感じた『FFVII』の感想だ。短い時間でのプレーなので、ストーリーに関しては語れない。いつかファミ通に無理を言ってインプレで書かせてもらうので、そのときはよろしく、浜村さん。
まず、賛否あるだろうが、僕は全体的にグラフィックのセンスが合わない。世界観がゴチャゴチャしすぎている気がする。僕のなかでは、『FF』シリーズは天才、天野喜孝さんのものであるというイメージが根強いので戸惑う。どうして、主人公や敵キャラぐらいは天野さんのものにしなかったのだろう? 32ビットのCDゲームになって、今まで以上に天野さんワールドが表現できるはずなのに、もったいない。人間キャラはまだしも、敵キャラはヒドい。どこかのおもちゃ会社が作った作品みたいだ。センスも魅力も感じない敵キャラが次から次へと出てくる。戦闘中は、セレクトボタンを押さないと敵キャラの名前が表示されないことも影響してか、敵が敵以上の何者でもなくなっている。ザコキャラとの戦闘は物語を止めるだけの障害と割り切っているのだろうか。まだまったく、初めのほうなので、この先の戦闘の必要性が気になる。退屈なものにならなければいいが。この戦闘の魅力の薄さは、マテリアなどのシステムでは補えないような気がするのだが。
天野ワールドでない部分を除くと、背景CGは良く描けていると思うが、やけにコントラストが弱いというか、全体的に白っぽいのが気になる。CGソフトはワープと同じ『エイリアス』を使っているはずなのだが、レンダリングの血にコントラストや彩度の調整が『行われていないような気がする。このへんをしっかりやれば、魔晄路のグラフィックなどはもっと「グッ」と来るはずなのだが、これももったいない。
ここまで書いてきたが、やはりテンポの良さやワクワクさせるストーリー、わかりやすいウィンドーのシステム、戦闘のバランスなど、今のところ良い要素が本当に多い。だから余計にいろいろ目立って気になってしまうのだと思う。かわいい女の子が、変な服とか着ていると「ああ」とか思うでしょ、それです。RPGの大事な部分は全てうまくいっていると思う。キャラクターを演ずるゲームなだけに、センスの違いが僕にはいたい。でも、この忙しいなか、焼き鳥を買ってまでプレーするゲームなんて、電源を入れるだけでワクワクするゲームなんて、殆どない。そういう数少ない凄いソフトの一本だと思うし、わずか数時間でそれを感じた。エンディングまでやってみようと思う。『FFVII』という部分はもちろん、それを除いても彼らが、スクウェアが何をしたかったのか、何をしたいのかたまらなく見てみたいのだ。

甲本ヒロト(ザ・ハイロウズ)
いま、やってます。まだ終わってません。ごめんなさい。いまんとこ、コスモキャニオンがいちばん好きです。僕は右手をマイクロフォンに、左手をハーモニカに改造して、勇者セトの無言のメッセージを胸に、3月からツアーに出かけます。
いやぁ~、ゲームって、本当にいいもんですね(水野晴郎調)。
P.S. ところで、プレイステーションが欲しいです。ちょーだい♥

関根勤
ゲーム機は、プレイステーション、サターン、ニンテンドウ64と、ほとんど持ってますよ。ゲーム歴も古い方で、ファミコンの『スパルタンX』で横蹴りを連発していたくらいです。しかし、芸はしつこいのに、ゲームはあまりしつこくできないんですよ。だからRPGもそんなにプレーしてません。ところが、このゲームを始めてみて驚きましたねえ、オープニングの絵が絵画みたいなんですね。それから、なんて立体的なんだろうって。あと音楽ね。じつは僕、プロの格闘家になりたかったんですよ。もしプロになれてたら、このオープニングの曲で入場したいなあと思い始め、非常に燃えました。さらにキャラクターになりきっちゃって、自分の中に正義の心まで宿ってきました。それで、戦闘中も「星を守るために、この犬に噛まれてもガマンしなきゃいけないんだ!」なんて思ってましたよ。
システム面はよくわからないんだけど、戦闘に時間の概念があって、待ってなきゃいけないでしょう? 僕はサム・グレコみたいにすぐ前に出て闘いたいタイプなんで、ガマンするのは辛かったです。でもリミット技は、高倉健の『唐獅子牡丹』みたいでいいですね。
僕はSF好きですから、世界観はいいと思いましたね。ちょっと『ハイランダー』の雰囲気も感じました。そういえば、これ映画になったらいいのにねえ。それで、バレットあたりを渋い役者に演じてもらいたいですね。たとえば苅谷俊介さんなんかいいんじゃないかな。世界規模で考えるなら、NBA選手のオラジュワンか、『マーズ・アタック!』に出てくる黒人ね。スクウェアさんには、いろんなジャンルに挑戦してほしいですね。とりあえず青木功のゴルフと、沖縄娘をプロデュースする育成シミュレーションお願いします。

藤田和日郎
底の浅いテレビ番組などでは、「マンガよりもテレビゲームのほうがおもしろい。もはやマンガはゲームに超えられてしまった」とうるさい。そこまで言われると頭のなかでは、ジャンルの違う娯楽とわかっていても、カチンと来て「マンガがゲームに負けてたまっか!!」とムキになってしまう。やはり、マンガ家の性というやつが私の心のどこかにあるらしい。
そんな自分でも『FF』シリーズは確かに楽しいと思う。あまりゲームに詳しくない私でも『FF』シリーズは、『III』以降喜んでプレーしていたことをよく覚えている。
そして本題。この『FFVII』をさっそくプレーしてみたが、どうもおかしい。確かに絵は素晴らしいし、ストーリーもテンポよく進むので飽きることはない。でも、私が知っているいつものRPGをやっている感じがしない。「さぁ、異世界だ! ここでオレは、自由にあっちこっち歩き回って冒険してやるぞ!!」という気持ちがぜんぜん湧いてこない。よ~く考えてみると『FFVII』はイベントが次々と起こり退屈はしないが、自由度が低いということに気づいた。こんなことを書くと、『FFVII』ファンの方たちから批判の声が聞こえてきそうだが、私の第一印象はそんな感じだったのだ。そこで思ったのだが、『FFVII』に登場する美しいグラフィックやワクワクするストーリーは、マンガを読む楽しさによく似ている気がする。このページを読んでいる読者たちがどう考えるか解らないが、自分はそういうものをゲームには求めてなかった。マンガや映画では主人公を見守るだけだった我々が、冒険に参加できる。それこそが、RPGの醍醐味だと考えていた。それが、私が考えるRPGをプレーする喜びだと思っていたのだ。
そして、これこそが前にも書いたように、マンガとゲームの質の違いだと思う。『FFVII』はゲームというよりも小説やマンガ、そして映画のようなジャンルに近づいているように見える。それが今後のゲーム業界にどういう影響を与えるのか? これはプレーヤーたち自身が決めることだと思います。ゲームを生かすも殺すもユーザーしだいなんだろうな。100点満点とはいかないまでも80点以上はつく、良質な次世代RPGには違いないと思うけどね。




[※その他、飯田譲治は、「ただ一言、“素晴らしい”としかいいようがない」と絶賛。江川達也(↓のイラストも)は、「納得のいかない部分として自由度の低さが挙げられるが、映画を意識したというメーカーの意図があるならば、それ以上ここでは述べない」としつつ、おおむね絶賛。松田聖子のそっくりさんの神田聖子は、「まさに、ゲームと映画の融合って感じで、聖子ビックリです。スクウェアは本当に涙腺をくすぐるのが日本一うまいメーカーだと思います」と評価する一方で、「BGMが全体的に暗い。シリーズ中でいちばんきらいかも。せっかくCD-ROMなんだから、オーケストラの生演奏などを流せなかったものかと思う」と厳しく指摘]


榎本加奈子 | '97年3月1日号





■エクスプレス

スクウェアがPS参入!! 『FFVII』を'96年12月発売
衝撃のビッグニュース!! あのスクウェアがプレイステーションへの参入を正式に発表したのだ!! しかも、『FF』シリーズの最新作『ファイナルファンタジーVII』を、プレイステーションで今年の12月に5800円で発売することも明らかになったのだ。
「CD-ROMという大容量の媒体を持ち、“ユーザーの感性に訴えられるゲーム”の表現ができるマシンを検討した結果、プレイステーションが最適と判断しました」(スクウェア 広報)


■カーリー西條のゲーマーズキッチン

“ココアしるこ”でおもちをおいしくね。
前回の“ココアぞうすい”は試してみた? 買ってきたココアパウダーがまだ余ってるから、今回もココア料理を紹介するわ。“ココアしるこ”よ。おもちはパワーがでてくるからね。まず、ココアパウダーをお湯で溶くの。カップに入れてかきまぜればいいわよ。つぎに小豆(缶詰)とミルクをお鍋で沸騰させるの。このときミルクの膜を取るようにしてね。沸騰したらココアといっしょにして、よくまぜればオーケー。あとはおもちを好きなサイズに切って、焼いて、お椀に盛って召し上がれ。そうそう、このおもちなんだけど、パックに入った既製品は、長持ちするけどあまりおいしくないのよね。でも、もちつきから始めたら1日かかっちゃうものね。そこで、私のいちばん好きなパックのおもちを紹介しとくわ。それはセブンイレブン製のおもちよ。6個入りで438円と、ちょっと割高なんだけど、味は合格ラインよ。短いあいだだったけど楽しかったわ。じゃあね。

[※最終回]


■アイドルスタジオ

榎本加奈子




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