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しゃべるように戦おう/96年10月11日号





■エクスプレス

飯野賢治が特別講師に変身
ヒューマンクリエイティブスクールの特別授業の講師として、ワープの代表取締役、飯野賢治氏が講義を行ったのだ。講演タイトルは、“ゲーム製作のノウハウとゲーム業界の現状”。同校の生徒約350人が参加したぞ。
「ゲームを作りたいのならば、好きにしろ嫌いにしろ、とにかく興味があるモノに関するソフトを作るべき。そうでないと受け手にはなにも伝わらないから」
と第一線で活躍する飯野氏ならではの発言が多数飛び出したのだ。


■クロレビ

インターネットの個人ページを持ってからはや3ヵ月。訪問者の数も増え、なかなか順調です。もし、まだ見ていないという人は、Yahooジャパンで検索してください。キーワードはテクノ。(ローリング内沢)


■インプレ

ファイティングバイパーズ

しゃべるように戦おう

僕がファミ通の編集者ではなく読者だったころ、クロスレビューの4ワクをジョルジョ中治という人が担当していて、僕はなぜだかその人の意見を参考にソフトを選んだりしていた。べつにほかの人を信用していなかったわけじゃないけど、僕はその人となんだか波長が合うような気がしていた。
ファミ通編集部ではジョルジョ中治はみんなから“チューさん”と呼ばれていて、僕が彼のことを“チューさん”と呼ぶようになるまでそれほど時間はかからなかったように思う。チューさんも僕も対戦ゲームが好きで、おもしろい対戦ゲームが発売されると、編集部やゲームセンターで夜を徹して遊びまくった。『ストⅡ』、『パワプロ』、『デイトナ』。『バーチャ2』が出たときは、チューさんの家に泊まりこみ、ゲームセンターで閉店まで過ごしたこともあった。
チューさんは、ゲームのコツを飲み込む天性のものを持っていて、新しいゲームでは、いつもチューさんが連勝した。でもその状態が続くってこともなくて、対戦しているといつしか実力が伯仲してくるようになる。僕はそんなふうにしてチューさんに追いつく過程を楽しむのがとても好きだった。
『ファイティングバイパーズ』がゲームセンターに登場したとき、チューさんは毎日のようにゲームセンターに通い、短期間でかなりの強さになった。僕はちょうどそのころ仕事が忙しかったこともあって、なかなかチューさんにくっついてゲームセンターに行くことができなかった。しばらくしてからようやく『バイパーズ』を始めたものの、僕はかなりの置いてきぼりを食らっていて、僕のピッキーは何度やってもチューさんのラクセルに勝つことができなかった。チューさんがそれを悲しんでいたとは言わないけれど、僕はチューさんと対戦をうまく楽しめないことがちょっと寂しかった。
編集部のそばにある美容院の2階の喫茶店でチューさんと昼飯を食っていたとき、ついにチューさんは「会社を辞めることになった」と僕に告げた。以前から噂になっていたから僕も予想はしていたけれど、直接知らされるとやっぱりショックで、ひどく落ち込んだ気分になった。僕とチューさんは、相手を言いくるめたりするような関係ではなかったから、お互いのどうしようもない事実を抱えたまま、ふたりして黙りこくってしまった。それは、僕らにしてみればひどく珍しい風景だった。
帰り道、ぼくはチューさんを商店街にある小さな喫茶店に誘った。ほんの気分転換のつもりだった。狭い店内の真ん中には、『ファイティングバイパーズ』の対戦台が置いてあった。僕らは100円玉を投入し、死ぬほど痛快に対戦を楽しんだ。店内に誰もいなかったこともあって、何度も何度も乱入をくり返した。相変わらずチューさんは強かったけれど、僕もいくらか経験を積んでいて、5回に1回は勝てるようになっていた。僕らは何度も両替機に走り、相手の顔も見えないのにゲラゲラ笑いながら対戦し続けた。
店を出ると、僕らはいつものように大声でバカな話をしながら歩いた。気分はとってもスッキリとしていた。「『バイパーズ』は、じつにいいゲームだ」、ということで僕らの意見は一致した。
“いい”、っていうのを細かく微分すると、バランスのとれたシステムや、過度の感情移入を促すグラフィック、なんてことになるだろうけど、何よりも僕は、前述したような、プレー後の充実感にそのゲームが“いい”ことを確信する。そう、それは仲間内でのバカ話が盛り上がったあとの感覚に近い。
そして、いい対戦ゲームは心を開いたものどうしで対戦すると、言葉以上の何かを交わすことができる。重要なことだから繰り返そう。いい対戦ゲームは、心を開いたものどうしで対戦すると、言葉以上の何かを交わすことができる。
たぶんこんなふうに書いても、「かっちょいいフレーズだねえ」くらいにしか思わない人が多いのだろう。ただ、僕は本当にそう思っていて、啓蒙的に振る舞うつもりはまったくないんだけれど、少しでも多くの人にそのことを実感してほしい、と思っている。きっと、それがわかれば、対戦ゲームはもっともっと楽しい。
『ファイティングバイパーズ』が、サターンに移植された。移植度はかなり高く、新キャラや新技などの追加要素も満載だ。実践的な練習モードは、このゲームでちょっと舌足らずな僕が“言葉”の勉強をするにはもってこいだろう。しばらくのあいだ、僕はより充実した“会話”を楽しむために“言葉”の勉強に熱中することだろう。
そしていつの日か、どこかのゲームセンターでチューさんを見つけたら、こっそり乱入して、見違えるように強くなったピッキーでラクセルを叩きのめす、なんてことを想像しつつ。さよなら、チューさん。
(風のように永田)

(関連記事)
僕にとっての知識と娯楽/97年2月28日号
“勝負”を覚えていますか/97年10月17日号


■どきどきビデヲゲームくらぶ

アクアジェット

波の鼓動を感じるアクアジェットレーシングゲーム!!

俺とマリンジェット/STAPA

俺の場合、マリンジェットだけはどうにも許せない存在だと言えよう。アレはまずうるさいのである。たとえば湖面などでくつろいでいてアレが湖面を突っ走るともう騒音だらけとなり全体的に大台なしであり大迷惑である。同時にアレが走るだけで風景も最低となる。いわばアレは自然の美観や静寂をブッ壊すマシンでありすなわちネイチャーデストロイヤーといえよう。またアレをやっている人にはモラルもへったくれもない人物が目立つ。海では漁師や海水浴客を邪魔し、湖では釣り舟やキャンパーの邪魔をしているのが目立つ。俺の心意気としては、もしミサイルがあったらまずはマリンジェットに打ち込むし、マシンガンでもマリンジェットを掃射するし、ハンドガンでもマリンジェットに1発ブチ込むゼ、という感じである。俺にとってのマリンジェットはゴキブリやハエと似たような存在だが、ゴキブリやハエのほうがまだかわいいと言えよう。なのでこのゲームはしない。

わくわくゲーセンホリデー

最終回

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