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87年22号/『ドラクエⅡ』を手に入れた時





■TOP30

読者のご意見板
・最近、知らない間にゲームが発売されている。『フォトン』ってどんなゲームだろう。/群馬県 詠み人不知


■クロレビ

運動会っていうとオニギリをつい連想するという素朴な編集者Kに、「じゃあ、ファミコンっていったら何を連想するか?」と聞いたら「……オシゴツ」という答えが返ってきた。これって悲しいことだよな。

星をみるひと
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スクロールが遅くて、かったるいのだ。物理上の問題でクリアー時間をのばすのは、僕は反対だな。それに、何の理由もなく、突然ワープしちゃうのはひどい。(ファミ坊)


■スーパー出前一丁

小沢なつき


■ゲーム作文コンクール入選者中間報告

マジメな大人部門 佳作
『ドラクエⅡ』を手に入れた時/中井ゆうこ 23歳 東京都
1987年1月26日、その日は私の将来を大きく左右する入学試験の5日前であった。それで私はいつものように辞書やらテキストやらのいっぱいつまった大きなかばんを抱え、電車に揺られていた。
午後三時。大学の講義はやっぱり今日も少し長びいたので、私は内心焦りながら“次は池袋、池袋……”というアナウンスをきいた。いつもならここで山手線へ乗り換えるのだが、この日ばかりはちがう。口にこそ出しはしなかったが“今日は『ドラクエⅡ』の発売日だ。絶対手に入れる”という自分自身との約束があった。目指すは××カメラ。私は改札を出るとかばんをしっかり包むように抱いて、南口へと一目散に走った。駅前の横断歩道のところまで来ると、すでに長い行列の一部が見えた。それが『ドラクエⅡ』を求めんとする人々の列であることはたちまち判明した。行列をたどってゆくと、それはさらにふたつほど角を曲がり並木道沿いに続いていた。私と同様に列の最後尾を探して西へ西へと向かう者も、ざっと100人は見受けられた。
「本日の第2回発売は午後6時からです。整理券をもっていない方は途中から並んでも購入できません」
と、歩道いっぱいにひろがった子供たちをまとめながら、メガホンを持った係員たちが叫ぶ。私はやっと列の最後尾を見つけ、ホッとした気持ちで並んだ。前のほうから順に整理券が配られているのが見えた。まもなくすると、うしろの係員が、
「もう並んでもムダです。本日の整理券は残り50枚です。次回の販売日3月26日にお越しください」
と、非情に人々を帰しはじめた。わずか10メートルうしろのできごとである。心臓が不安で波打ったが、そのとき私の許に“566”と書いた整理券が配られた。手にはいる!!
大きな安堵感を得るとはじめて、5日後の入試のことが重く頭にのしかかってきた。自己嫌悪、捨て鉢さ、楽観視……。ぐるぐると回る頭の中に、私は手にしていた単語帳の一枚一枚をはぎとるように収めていった。午後4時。あと2時間である。
1月末の夕方は少し暮れはじめ、東京とはいえ寒い風が吹く。あたりに並んでいるのはほとんど中、高生であろうか。小学校高学年らしいNカバンをさげた子供たちもずい分混じっている。太陽が沈むと、街灯の弱い光をたよりに文を暗記しながら、私は一人の世界をつくっていた。子供たちはたいてい友人同士で来ているので、時々列を抜けだしては、ファーストフードのパイやコーヒーなどを買ってくる。Nカバンの一人が、
「俺、今日塾休むよ。もうどうなってもいいや」
と言うと、子供たちは次々に同意した。皆がそれぞれの青春をこの時に賭けているのだと思った。
午後6時。今までしていた各々の作業をやめ、600人は皆同じところを見つめた。わずか数メートルずつしか進めないにもかかわらず、心なしか皆の顔は輝いていた。近づいてくる。近づいてくる。街の風景のアングルが少し変わるたびに、私も大きく息をし胸の高鳴りをおさえた。もう暗記文など頭に入らない。“きっと入試はなんとかなる。こんな情熱をもって行列に耐える私を、見る目のある人は見捨てるはずがない。”
午後7時。最後から2番目の角を曲がると、××カメラの看板がまぶしく目に飛び込んできた。いよいよ夢に見た『ドラクエⅡ』との対面だ。すっかり気持ちが躍り出した子供たちは、列が進むたびに、ワルキューレのレベルアップのメロディーを大声で合唱していた。RPGで結ばれた私たちは、すでに同志だった。私も彼らと一緒に、心の中で、パッパパーン、パララララー、パッパパンパンパン、タラララ――と晴れやかに歌いながら、最後の信号をかけぬけた。
ひかり輝かんばかりのカートリッジを握りしめ帰途についた私は、箱を開けたい欲望をおさえてそれを封じる決意をした。家にあがるとすぐ、それを書棚の一番奥に置いた。
一週間後合格通知と共に、その封印がとけ再びロトの子孫に会えることを願いつつ……。


■ファミ道楽

オホーツク・ギャルコン大発表
グランプリ…真紀子
準グランプリ…めぐみ
最下位…阿寒湖の観光客


■町内会

レッツゴーお習字
・第五戦車師団(バイオ戦士DAN)/東京都 平尾
・選ばれた赤ちゃん(エレベーターアクション)/神奈川県 乾

報告書
・ぼくは、『ドラクエⅡ』でサマルトリアの王子と町であっていっしょにつれて歩いたとき、とってもはずかしくてきんちょうした。/埼玉県 藤田
・ファミコン本体をしゅうりに出したら、こわれるのは時間のもんだいだと言われた。それからというもの、こわくてファミコンがしにくい。/神奈川県 ペン・ネイ・ム 12歳


■アルゴリズム情報局

『ハイホー』75問大公開!!


■奥付

ロールプレイングゲームが大ブームになってしまったのだ。やっぱしねーって感じ。
シューティングでつまんないやつ買っちゃったりしたら、目もあてられないけど、ロールプレイングの場合、どんなやつでもある程度は遊べるからね。そーゆー意味では、いちおう納得することができる。でもねー、ここまでいっぱい発売されちゃうと、なんかアレだよね。

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