クソゲーのしくみ 浜村通信、クソゲーに苦言/96年6月28日号・前編





[※この号は2回に分けて紹介します]


■エクスプレス

またも低価格化 新価格は19800円!!
SCEが6月22日から、プレイステーションの新型モデルを発売すると発表したぞ。
6月22日といえば、ニンテンドウ64発売前日。世界500万台普及のリードとともに、強烈な牽制球を投げた……のかもね。

とうとう発表!サターン用モデム

新作ソフトの予約がザックザク ますます広がるコンビニ流通
セブンイレブン、ファミリーマート、サークルK、サンクスの4つのコンビニが、6月17日からプレイステーション本体とスクウェアの『TOBAL No.1』の店頭予約販売を開始することになったのだ。

ヘッドマウントディスプレー タカラが9月14日に発売だ!!


■インプレ

ポケットモンスター

♪トレーナーになったら 友だち100人できるかな♪

拙者はゲームボーイというマシンが大好きだ。サターンやプレイステーションなどのニューハードが幅をきかす現在、いまだにこのマシンが好きだ。けっして高いハードが買えずに意地を張ってるわけではない。どこでも持って行けて、場所を選ばず遊べるという手軽さが単純に好きなのだ。ウンコをしながらでも遊べるのはゲームボーイならではの特権である。~
さて、ラベルの高い読者ならもうおわかりと思うが、今回拙者が採り上げるのは、そのゲームボーイ用ソフト。この『ポケットモンスター』は、ゲーム中に登場する100種類以上のモンスター、通称“ポケモン”を捕獲し、成長させて楽しむというRPGだ。このポケモン集めがニンとも楽しい。『ウィザードリィ』をプレーしたことのある御仁は、あのゲームでいうアイテム収集を想像してくだされ。~
本誌でクロスレビューを担当するようになってから、拙者はいろんなゲームをプレーさせてもらった。ただ絵が美しいとかだけで中身のないニューハードゲームはいくらでもある。ゲームボーイにさえこの『ポケモン』のような良質ゲームが存在しているというのにだ。また、ハードの性能を活かしきれてないゲームが多いところも悲しいところ。ニューハードで出す意味が感じられない内容だったり、バーチャルボーイなのに3D要素が皆無だったり……。その点『ポケモン』は、ハードの長所もきちんと活かしている。通信ケーブルを使ったポケモン交換、対戦などの要素は、多機種ではそうそう味わえない楽しさだ。まさにゲームボーイで遊ぶために生まれてきたソフトが『ポケモン』なのでござる。ニューハードのビジュアルの美しさだけに気をとられるメーカーが多いなか、ゲームボーイもまだまだいけるということを見事証明しているソフトといえるでござろう。
(忍者増田)

ポケットモンスター

赤と緑、両方とも買いました しかも発売日に速攻でした

こんにちは、ちょっとおじゃまします。じつは私、高橋ピョン太と申しまして、『ログイン』というファミ通とは兄弟誌にあたるパソコンゲーム系の情報誌の者なんです。なんか風のうわさで元同僚の忍者増田さんが、ファミ通で『ポケットモンスター』について語るっていうんで、『ポケモン』ファンの私としては、ぜひともそれに参加したいと思いまして、こーしておじゃましているしだいです。もっとも、けして忍者増田さんの友だちというわけではないので、誤解しないでください。あと、ログインの宣伝もしたいと思いまして……。パソコン買ったらログインも買おう!読もう!~
(高橋ピョン太)

[※当時、ファミ通誌上でほとんど唯一忍増だけが、ささやかに『ポケモン』をプッシュしていた]


■クソゲーのしくみデラックス

いまタブーを破る特別企画



[※特集プロローグ部分(1ページ目)と、最後の〆のひとことを鈴木みそに描かせて、みその連載(おとなのしくみ)の特別編みたいな形にしている。この時期にはすでにみそを盾にでもしないと“過激”なことが語れなくなっていたのかと思うと切ない]

クソゲーの現状認識 クソゲーっていったい何?



◆編集長のことば
ゲームを遊び始めた初期段階であたったら、一生ゲームに対して偏見を持ってしまうんじゃないか。そんな悲しくなってしまうようなソフトが、最近、あちこちで見受けられる。とくにプレイステーション。ソフトを開発、発売しやすい環境を整えようと、初期投資を低く抑えたソニーの戦略は、それ自体はとても良いことだと思う。あらゆる才能に可能性を広げることは、ゲームの進化に大いに貢献できるコンセプトだと思う。でも、それが安易なソフト開発、そして失敗作の氾濫を招いていたことは、疑いようのない事実だ。
ゲームに対して愛がない。それが、ダメなゲームを作る製作者たちに、一様に共通していることだ。流行りのキャラを使う。動画を間に挟む。人気の声優を使う。あとは、ちょいちょいとゲームっぽい演出さえしておけば、ゲームファンなんて納得して買うさ。そんなファンをナメきった姿勢。海外で見つけてきたものを、日本向けになんの改良もせずまんま出してしまう洋ゲーも同じ。ゲームを遊んだことない、ゲームに愛や夢をもたないで製作に関与する人々のゲームは、いつかファンのゲームへの情熱をも破壊してしまうんじゃないか?そんな不安が、最近、マジでボクを苦しめている。
(浜村弘一)

[※もともとファミ通誌上で『クソゲー』という言葉を使用禁止にしたのは浜通]

◆クソゲーをそのまま放置しておくと…ATARIショックの再来!?
'95年11月、千葉県幕張で開催された初心会ソフト展示会での任天堂、山内社長の公演内容を抜粋。
「おもしろくないものはダメソフトなんです。内容の伴わない駄作や愚作が増えると、ユーザーのテレビゲームに対する魅力がなくなります」
そのいい例が、アタリショックだ。このままクソゲーが増え続けると日本のゲーム業界も危ないのでは……!?

ユーザーはどう思ってんの?

女性を含めた125人のアンケート結果

◆印象に残っているクソゲーはありますか。また、その理由があれば?
・ビヨンド・ザ・ビヨンド…敵がすぐ出てくるし、しかも強すぎるんだもん。バランス悪し。
・真・サムライスピリッツ…キャラクターの強さに差がありすぎるッ。
・スペランカー…主人公が弱い、すぐ死ぬ。
・星をみるひと…主人公の足が遅い(移動)。わけわからん。画面がバグっぽい。
・バンゲリングベイ…多人数プレーの意味が感じられない。難しすぎるッすよ。
・アーク ザ ラッド…操作性がいまいち良くない。なによりゲームバランスが悪いよ。
・麻雀同級生 Special…キャラクターに頼りすぎていて斬新さがまったく感じられない。
・FFⅤ…なんか、作ってる人たちの自己陶酔で終わっちゃってる感じ。

たけしの挑戦状/バハムートラグーン/闘神伝/10ヤードファイト/花の慶次~雲のかなたに~/北斗の拳/Jリーグスーパーサッカー/キングスナイト/バードウィーク/ザ・ラストバトル/デイトナUSA/カラテカ/燃えろ!!プロ野球/スプラッターハウス/長靴をはいた猫/アキラ/ジーコサッカー/ガイア幻想記/超魔界村

メーカー側の考えは……?

ゲームメーカー200社にアンケート

◆クソゲーとはどんなゲームのことですか?
1 つまらないゲーム
2 操作性が悪いゲーム
3 ゲームバランスが悪いゲーム
4 価格と満足度のコストパフォーマンスが悪いゲーム
4 パグが多い(※ママ)
6 製作者のひとりよがりが目立つ
6 キャラクター人気に頼りすぎている
6 コンセプトが明確でない

◆クソゲーの生まれる原因とは何でしょうか?
1 時間がない
2 お金がない
3 上司が悪い

クソゲーのアレ(仮性)/羽生生 純





[※このバカ社長は半年後の増刊号にも再登場する。なぜ風貌がなんだ馬の介そっくりなのかは不明]

クソゲーコラム 桜玉吉




[※次回のエントリーに続きます]

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