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堀井雄二書き下ろし『ドラクエ2』秘話・前編③ | '87年4月17日号・後編






[※前のエントリーの続きです]



メインの地上マップのラフコンテから作成!
というわけで、シナリオづくりが始まった。
シナリオづくりのメインスタッフはボクとデューク宮岡くん。
まず、モンスターのラフコンテを作成する。これは本当にラフコンテで、モンスターデザインを担当する鳥山明氏にイメージを伝えるためのものである。そんなわけで、このときまだ、モンスターの正式名称も、強さなどのデータも決まっていない。
それらは後日、鳥山くんのほうから絵があがってきたとき、実際にモンスターの絵を見ながらイメージし作成することにした。
モンスターデザインを発注したあと、マップの作成に入る。
いうまでもなく、おおまかなストーリーはすでに頭の中にできあがっている。
そんなものいつつくったんだ? と思うかも知れないけど、「おおまかのストーリー」というのは、いわゆる「あらすじ」のことで、これは映画やマンガのあらすじを考えるのと、ほぼ同様に頭のなかの作業である。これについての工程は省かせてもらった。
ドラマのあらすじをどういうふうに思いつくのか? その方法論を説明しろといわれても、ちょっとむずかしいであろう。
また、そんな方法論など説明しなくても、誰でもお話のあらすじなど考えられると思う。
問題は、その「あらすじ」を、どういうふうにしてゲームのシナリオにしてゆくかなので、今回はそっちの部分をメインに書いてゆきたい。
話がそれた。
マップの作製である。
これは白地図みたいなもので、これに城や町、洞窟、塔などをかきくわえてゆく。
そして頭のなかにあるストーリーに合わせて、どの洞窟でなにが見つかるか? あるいは、どんなイベントがあるか? どんな情報が聞けるか? などを書きくわえてゆく。
そのコンテができあがると、いよいよ本格的なマップの作製である。
5ミリ方眼紙を使い、城、町、あるいは洞窟、塔のマップを作製する。
そして、どの場所にどの種類の人がいるかの指定。宝箱の指定。あとでセリフを書くため、番号をつけておく。





締め切りの11月頭に完成はしたのだが……
それと並行して、メインのフィールドマップをつくらなければならない。
フィールドマップは256×256。紙にかくのは大きすぎるし、そのマップを見ながらデータを打ち込む作業も大変すぎるので、これだけはパソコンを使って作製している。
次作のスクロールマップエディタでフィールドの地形をつくり、それをディスケットにセーブして中村くんに渡すのだ。
ちなみに256×256だと、これだけで64Kになってしまうが、中村くんのほうではこれを圧縮するプログラムを作製。なんと8K弱におさまってしまったのだ!
さて、マップが終わると、人々のセリフである、マップ上の人々には整理番号をつけてあるので、その番号でセリフを書いてゆく。
状況によって違うセリフを話す場合は、その指定もしておく。
いろんな遊びなどが入れられるので、このあたりがいちばん楽しい作業だ。
特殊な動きをする人についてもその動きなどを指定しておいたが、中村くんによると、今回それらのイベントがいちばん大変だったという。
というのも、1コ1コは特殊処理でデータを圧縮できず、しかもプレイヤーがどの方向から話しかけるかで、そのキャラの動くべき道をふさぐこともあり、その場合の処理まで考えてプログラミングしなければならなかったから(興味のある人は、そういう特殊なキャラに、いろいろ方向を変えて話しかけてみてください。彼の苦労がうかがい知れると思います)。
で、人物についての指定が終わると、各種アイテムの指定。
具体的にいうと、その効力とか値段、使った場合のメッセージなどを書いてゆく。
さらに戦闘中のメッセージなども並行して書いてゆく。
それらがすべて終わると、いよいよモンスターデータの作製である。
鳥山くんのほうから、すでに絵ができあがってきている。その絵をみながら最終的なモンスター名を決定し、さらに中村くんのほうと打ち合わせずみの書式にしたがって、モンスターのパラメータを決定してゆく。
と、ここまでで、すでに10月に突入していた。もし予定どおり年内に発売するのであれば、11月頭がデッドラインである。
スタッフ一同、ほとんど眠らない日々が続き、11月はじめ、ついに完成! だが、しかし!
(続く)


[※続きはこちら(僕が端折ったせいで「だが、しかし!」から文脈繋がってませんが)]



■町内会

わたしのマップ大公開





(ともに投稿者不明)



■新着ゲーム通信

謎のゲーム未確認情報
●ケムコさんから3本の新作発売予定のニュースです。1本目は6月にディスクで発売されるロールプレイングゲーム『エクスプローラー』、2本めは7月発売予定の3Dロールプレイングゲーム『ロゼッタの謎』、そして3本めは年内発売予定の『スーパーマンIV』。楽しみですね。
●コナミさんから発売が予定されていた『Qバート』は、内容、タイトルが変更になり、別のゲームになって5月中に発売されるということです。


[※このコナミのやつって『ダババ』のことですよね。どういう発想でアレンジしたらあんな僧侶ゲーに……]

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