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青山ガゾー『暴れん坊天狗』インプレ | '91年2月22日号・前編





[※この号は2回に分けて紹介します]


■目次対向広告

ファイナルファンタジーIV

スーパーファミコン発売から4ヶ月
スーパーなハードなんだから
もっとスーパーな感動が欲しい
そんなあなたにこの夏

「ファイナルファンタジーⅣ」発売

[※スーパーファミコンのマークをバックにした、大きな"FINAL FANTASY IV"のロゴ]


■エクスプレス

白ゲームギア登場

ファミコンを教育に導入するとっ!?
福武書店と任天堂が、ファミコンを使った教育システムを共同開発したというニュースなのだ。
教育システムのメインになるのは、スタディボックスという専用ハードだ。スタディボックスは、任天堂のディスクシステムのカセット版と思ってヨイ。カセットには、プログラムや音声が入っているのだ。カセットテープからプログラムを読み込みながら、音声(ナレーションや効果音)を再生するわけね。


■クロレビ

ファイナルファイト
7 7 8 7
ぼーっと、頭からっぽ状態で破壊欲を満たすのにはもってこい。迫力はかなりあり、『スパルタンX』に源を発するこの手のゲームのひとつの完成形態ではなかろーか。チト大げさだが、そう感じる。惜しむらくはふたり同時プレーが削除されたことと、ねーちゃんが服着てること。(TACOX)

ダークロード
7 7 7 7
けっこう複雑なシステムのRPG。ノリとしては『ソーサリアン』なのかなあ。職業で特性が変わっていったり、年齢の要素が入っていたりね。ただ、新しいファクターはふんだんに取り入れられてるんだけど、ちょっぴり消化不良な感じはする。過渡期のゲームは、やっぱり難しいよね。(ファミ坊)
見た目や細かいところが粗いけど、これはなかなかおもしろいRPGだ。システム的には『ソーサリアン』に似てるんだけど、それを感じさせないところがいい。なにより世界観がしっかりしてるところに好感が持てる。気長に、暇見てちょこちょことプレーするのに丁度いいな。(TACOX)

マックス・ウォーリアー ~惑星戒厳令~
5 5 6 5
斜めビューの擬似3Dアクションゲーム。かなり昔にヒットした『ザクソン』とか『ソルスティス』のような感じね。このゲームが好きになれるかどうかは、斜めスクロールのゲームパターンが好きになれるかどうかにかかってると思う。どうしても操作関係にネックが残るからね。(ファミ坊)

三毛猫ホームズの騎士道
6 6 8 4
まさに本格派ミステリーの舞台としては十分な設定で行われるアドベンチャーゲーム。親切なゲーム運びで、まるで短編小説でも読むようにストーリーが進んでくれちゃうのだ。ホームズがもうちょっとかわいく描かれてるといいなとは思ったけど、お話はおもしろかったです。(店長)

グラディウスIII
8 8 9 8

じゅうべえくえすと
7 6 7 5

サイキックワールド
5 5 6 3


■インプレ

暴れん坊天狗

とろける理性! 突き抜ける感性!

小、中学校のころからちょくちょく通ったゲームセンター。あのころのゲーセンには何かヤバい雰囲気があった。つっぱりとかヤンキーとか呼ばれる人が、貧乏ゆすりをしながらゲームをしていた。カツアゲ、たばこ、たまり場、トイレのスケベな落書き……そういった不良イメージのものが雑然と静かに横たわっていた。やだな、とも感じたがワクワクもした。
高校生になってもゲーセンには通いつめた。行くと、必ず知ってる奴がいた。しょうもない奴ばかりだったが、憎めない奴ばかりだった。ゲームに熱中している間は楽しいのだが、家に帰ると何かむなしさを覚えたものだ。そのころはほかに熱中できるものがなく、楽しみを取り上げられている代わりに、腐るほどの悩みを抱えていた。当時の俺は、自分に無限の可能性があると信じると同時に、自分なんか必要ないとも感じていた。
そのころ夢中になってゲームは、破壊的でザツなものばかりだった。ドット単位の操作を要求されるゲームなど、フラストが増えるだけでちっともおもしろくなかった。
『暴れん坊天狗』。ひさびさに出会ったザツな奴。今のゲームらしく、難易度はちょっと高めだけど、内容のブッ飛び具合は天下一品だ。天狗の自機がメリケン国を破壊し尽くす、とにかくひたすら破壊しまくる。ああ、忘れていたこの感覚。そういえば、ゲームの基本は“ウサ晴らし”だった気がする。いつの間にか、心と時間の隙間を埋めるものとなってしまったゲームたち。それはそれでイイんだけど、マニアだけのものにはなってもらいたくない。
いつも下を向いて歩いていたあのころ、ゲームセンターだけが扉を開いて待っていてくれた。ゲームだけが、めんどくさい予習や練習なしに楽しむことができた。からまれても、先生に見つかっても、腹が減っていてもゲーセンには通い続けた。家庭で手軽にコンピューターゲームがプレーできる現在、ゲーム=おたく→弱気でフヌケでどうしようもない奴、という位置付けがなされようとしている。そんなんでいいのか! 俺はイヤだぞ、絶対にイヤだぞ!!
そんな気持ちを救ってくれたのが、『暴れん坊天狗』なのだ。正々堂々としたウケ狙いの潔さといい、ネーミングのいいかげんさといい、豪快でじつに気持ちいい。愛すべきバカゲーとでもいおうか。ドット画の荒さも、“だからよい”と思ってしまうほどに味がある。よく話題になる“グラフィック性”や、“ROMの容量”なんてものは、ゲームのデキにとっては取るに足らないもので、大切なことはほかにあることを証明しているかのようだ。
少々大げさになっちゃったけど、ザツな印象の『暴れん坊天狗』のなかに、ゲームにとって大切な“何か”があるような気がしてならないのだ。それは、ブラウン管の中でだけ許されるなんでもありの非現実さや、人間の本能である闘争心やフラストを吸収してしまうやさしさかもしれない。そういったものが『暴れん坊天狗』には含まれているような気がするのだ。
メルダックさん、これからもワイルドでヘンなゲームをよろしく。
(青山ガゾー)


■おすすめCDこの1枚

ファミ通関係者のイチ押しCDを大公開!

桜玉吉
榎本健一 - 蘇るエノケン 榎本健一大全集

吉田戦車
小林旭 - 小林旭 全曲集
仕事中、とくに下絵を描くときのBGMにして、よく聴いています。

鈴木みそ
タイマーズ - タイマーズ

水野店長
トム・ペティ - フル・ムーン・フィーバー

渡辺美紀
稲垣潤一 - トランジット
どうせアルフィーだろうという、おおかたの予想を裏切り、稲垣潤一のベストアルバムをオススメするのだ。

桃栗たき子
森高千里 - 非実力派宣言
とくに11曲目の『夜の煙突』なんかすんごくヨイ。

渋谷洋一
ジグ・ジグ・スパトニック - ドレス・フォー・エクセス
ジグジグは偽りの皮を被った本当。ジグジグはイメージだけのバンドだとそこらへんの音楽評論家は酷評するが、奴らはわかっちゃいない。

ジョルジョ中治
ゲームミュージック - ファイアーエムブレム

ローリング内沢
角松敏生 - ゴールド・ディガー
どこがいいって、角松の音楽って詞と詞の間奏部分がしっかり作られているから、聴いててアキがこないんだよね。


[※ローリング内沢かっこわるい]

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